【聖地巡礼一人旅】漫画を読んで旅に出ようーコミックの舞台となった観光地3選

アニメファンがその舞台となった場所に行くことが「聖地巡礼」ですが、そこまでマニアでなくてもコミックを読んで好きになったら舞台になっている場所がどんなところか実際に行ってみたくなるのが普通です。
作者が、架空の場所ではなく、実際の街を舞台にしていることにはなにか理由があるかもしれません。
ここでは、首都圏から簡単にアクセスできるコミックの舞台となった観光地を3つご紹介します。

この記事は以下の方を対象としています。
・コミックを読んで実際にその場所に行ってみたくなった
・現実の街を舞台にしたコミックを読んでみたい

目次

現実の街がコミックの舞台に!

日本の国策としてクールジャパンが2010年から経済産業省主導で始まり、コミック、アニメなどのコンテンツが、一部のマニアのものから、世界に誇れる日本の文化として認識されるようになりました。

年間12,000を超える新刊コミックが発売されていますが、その中では実際に存在する観光地が舞台になることがよくあります。

また、アニメ、コミックに関する経済波及効果は大きく、沼津市の「ラブライブ」聖地巡礼での経済効果は50~61億円と試算されています。

すごいお金だ

オタクが日本を救ったね

もともとオタクカルチャーと無縁だった沼津市が、ブーム下火の今でも駅のポップからラッピングバスまでラブライブ一色になっている状況は、いかにコミック、アニメの経済波及効果が凄まじかったかうかがえます。

次のラブライブを探せ!ご当地コミック

この記事では、コミックの舞台となっている観光地とその作品について取り上げていきます。

「綺麗にしてもらえますか。」 熱海(静岡県熱海市)

「綺麗にしてもらえますか。」はっとりみつる(ヤングガンガンコミックス)

合言葉は「金目にお任せください。」

熱海で小さなクリーニング店「キンメクリーニング」を営む働き者で温泉好きの金目綿花奈が、地元の人達と接しながら仕事をして充実した日々を過ごしていくストーリーです。

作者の熱海に対するこだわりがすごく、1ページ目からJR熱海駅と「平和通り商店街」がでてきます。

熱海平和通り商店街

温泉施設も、熱海駅前浴場や日航亭大湯など地元の人にはお馴染みの公衆浴場が出てくる他、サンビーチの花火等熱海に詳しい人ならすぐに分かる情報が満載です。

2017年から連載が始まった比較的新しいコミックなので、まだアニメ化やドラマ化はされていませんが、コミックの販売部数は多いようなので期待されるところです。

作者のはっとりみつる氏の熱海と温泉そしてクリーニングへの愛はコミックを読むとすぐに伝わります。

クリーニングはどこでも同じだと思ってた

漫画でシミ抜きや水洗いの情報を読んで、僕も店を選ぶようになったよ

主役の「金目綿花奈」は、かなりの温泉好きで、熱海にある公衆浴場や、旅館やホテルの温泉で入浴するシーンが頻繁にでてきますが、温泉の描写が素晴らしく読むと実際に温泉に行きたくなるのは間違いないです。

若くて美人で純粋で優しい女性が、実際にクリーニング店にいるかどうかは別にして、「もしこんな人がいるなら熱海に住むのも良いな」と感じるコミックです。

「ゆるキャン△」 見延町、富士宮市(山梨県南巨摩郡身延町、静岡県富士宮市)

「ゆるキャン△」あfろ(まんがタイムKRコミックス)

山梨県を中心に、女子高生がキャンプをする、アニメ化、ドラマ化もされた超有名コミック。

日頃から漫画を読まない方も、名前ぐらいは聞いたことがあると思います。

高校の野外活動サークルの女の子が、ゆるーくキャンプをする漫画ですが、その影響力は凄まじくキャンプブームを牽引した他、ソロキャンプという単語をあっという間に一般化させてしまいました。

山梨県庁にもポスターが貼ってあるらしいよ

富士河口湖町にも富士宮市にも静岡県庁にもあるよ

野外活動サークルってもう公務員じゃん

本栖湖のほとりにある「浩庵キャンプ場」などは、このコミック内で舞台になったことで、今でも連日キャンパーが全国から押し寄せている状況です。

静岡県富士宮市の「ふもとっぱら」キャンプ場も広々としたフリーサイトのキャンプ場で、富士山もよく見えることからもともとキャンプ客は多かったですが、このコミックの影響もあって、今ではハイシーズンは都心の住宅ぐらい密にテントが並ぶ状況になっています。

ふもとっぱらキャンプ場

観光ガイドブックのるるぶ(JTBパブリッシング)は「るるぶゆるキャン△」を発売して、アニメの舞台となった場所を解説しています。

また女性のソロキャンパーもゆるキャン△がブームになった後は、どのキャンプ場でも見かけるようになりました。

まさにコミック、アニメの経済効果は無視できない状況です。

ゆるキャンでは、キャンプ場の他、武田信玄の隠し湯として有名な身延や甲府盆地を見下ろす「笛吹川フルーツ公園」などが舞台としてでてきます。

笛吹川フルーツ公園 フルーツ工房ドーム

キャンプは無理・・・という方は、

富士本栖湖 本栖びゅーほてる

本栖湖近くにある温泉ホテルで、ここを起点に周辺のゆるキャン関連ポイントを回ることができます。

施設はリノベーションされていて、露天風呂、大浴場もあり、カニ食べ放題バイキングも人気です。

浜名湖リゾート&スパ THE OCEAN

ゆるキャン△5巻の弁天島温泉(静岡県浜松市)ならこちらがオススメ、作中に出てきた温泉ホテルのモデルとなった「開春楼」は残念ですがすでに閉鎖されています。

THE OCEANは、開春楼跡地のすぐ隣です。

「あまんちゅ」 東伊豆(静岡県伊東市、東伊豆町)

「あまんちゅ」天野こずえ(ブレイドコミックス)

静岡県伊東市が舞台となったコミック、「あまんちゅ」というタイトルですが海女さんの話ではなく、ダイビングのお話です。

キャッチコピーは、「日常ときどきダイビング」

アニメ化もされており、コミックはすでに完結しています。

作中では、ダイビングの講習に西伊豆の大瀬崎にも行きますが、基本的には熱海~東伊豆町までの東伊豆地域が舞台となります。

ゆるキャンほどではないけど伊東市もラッピングバスとか走ってるね

アニメも大人たちに受け入れられる様になったね

でも宣伝してる人、あまんちゅ読んだことあるのかな?

伊東マリンタウン

アニメ第6話で登場した伊東マリンタウンでは、期間限定で「あまんちゅ!屋」がオープンしています。

東伊豆の国道135号線は昼は交通量が多いけど、夜は車通りが途絶えるとか、バスなどの交通機関が貧弱で原チャリを使わないと生活できないなど、作者は埼玉県の方ですが東伊豆の状況をよく研究されているようです。

大まかなストーリーは、高校でダイビング部に入った女の子がダイビングライセンスを取得するお話です。

作中登場するダイビングスポットは、主に城ヶ崎海岸で、海の透明度が高くダイバーにはかなりの人気スポットになっています。

城ヶ崎海岸 富戸港

作中の「夢ヶ丘高校」は、静岡県立伊東高等学校がモデルになっているとのことです。

夢ヶ丘高校ってすごい制服だね。

マーメイドをイメージしてるんじゃない?

他にも伊豆高原の桜並木や、海鮮料理屋「海女の小屋海上亭」なども作中に登場します。

伊豆高原 桜並木

泊まりで伊東市に行ってみたい方は、

八幡野温泉郷 杜の湯 きらの里

伊豆高原駅から送迎バスで20分、里山の原風景が広がる中にある旅館です。

温泉、料理、サービスともに水準が高く、一人旅での利用ももちろん可能です。

今回、紹介したコミックはこちらで読むことができます。

電子ブックではなく、購入する場合はこちら、

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