初めて「一人旅をしよう!」と決めた方には、様々な難関が立ちはだかります。
目的地、宿泊先、移動手段、時期日程の決定など今まで人任せにしていた人もすべて自分で決める必要があります。
ここでは、飛行機を使った旅行に対象をしぼって移動手段の準備について説明をします。
この記事では下記の方を対象としています。
・自分で旅行の日程を立てたことがない
・航空券をどうやって購入すればよいか分からない
目的地までの行き方を決めよう
一人旅を成功させるための、ベストな移動手段とは?
旅のテーマを決めたら、なるべく早く目的地に行きたくなるもの。
気持ちはもう現地に到着してますよね。
最も早く目的地につくためには、速さだけなら飛行機がベスト。
ただ、「飛行機は嫌い!」という人も多いと思います。
手荷物を預けるのにも時間がかかるし
国内を移動するだけなのに保安検査を受けないといけないし
エコノミーのシートは狭いし、トイレに行くだけでも大変です。

飛行機が嫌われる理由の一つが、料金です。
高いし、料金体系もよく分かりません。
燃料サーチャージ?ピークサーチャージ?よくわからない単語が出てくるし、
時間帯や時期、割引プランによって値段も変わります。
キャンセルできる?できない?もチケットの種類で異なるし、まさにユーザビリティの欠片もない乗り物ですよね。
公共交通機関の中で最も価格のばらつきと変動が大きいのが、飛行機です。
一方で、航空会社やシーズン、時間帯を選べば、JRよりも格安で目的地につける場合もあります。
旅の目的地付近に空港がある場合は、飛行機移動が選択肢にならないかまず考えてみましょう。
航空券を買うのにJALとANAしか選べない時代は終わりました

国内線ってANAとJALだけじゃないの?



航空自由化が進んでLCCがたくさん運行しているね



電車みたいに、ただお金払って飛行機乗るだけじゃないの?



同じ場所に行くのに選べる航空会社が何社もあるんだよね
航空券は、シーズンや発着の時間帯で価格が異なります。
また、目的地の近くに大型のハブ空港がある場合、格安のエアラインが使えることがよくあります。
格安エアラインの場合、検索サイトで検索すればまとめて複数便を比較することができます。
特に主要な路線では、たくさんの格安便が発着しているため、価格競争が起きやすい状態になっています。
また、どの検索サイトを使うかによって同じ便でも価格に差が生じることがあります。
これは航空券の料金区分が細かく設定されているため、その料金区分ごとに販売可能な座席数が予め設定されているためです。
試しに、羽田ー札幌間と、羽田-那覇間の路線で比較をしてみましょう。
サイトの比較には、格安チケット検索サービスの「さくらトラベル」、「skyticket」を使わせてもらいました。
「JALの公式サイト」からのチケット購入価格も記載してあります。


この表は、予約サイト別に注文日から、一ヶ月後と4日後のチケット価格を比較したものです。
基本的に航空券は、早く予約すれば直前に予約するよりも割安で購入することができます。
羽田ー那覇では、一ヶ月前ならば、「 さくらトラベル 」で8,110円でチケットを買うことができましたが、直前の4日前では、同じ「 さくらトラベル 」で買っても18,810円となります。
なんと2倍以上になってしまいますが、その場合でも、JAL公式サイトで購入した場合は、25,610円ですので、検索サイトを使えば、かなりリーズナブルに購入できる事がわかります。
サイトによっても確保しているエアラインのシートは異なるので、例えば同じ羽田-那覇で、一ヶ月前なら「さくらトラベル」が、8,110円で最もリーズナブルでしたが、4日前の検索ではさくらトラベルのシートは売り切れてしまって、「 skyticket 」の17,860円が最も安い結果となっています。
サイトごとに確保している航空券や、販売状況が異なるので、単純に「このサイトが安い!」とはならないわけです。
航空券を購入する場合は、複数の格安航空券検索サイトで、最も安い便を探してみることをオススメします。
フライトの時間にこだわらなければ、ディスカウントすることができる



羽田発6時とかのフライトもあるんだね



前泊が必要な場合、チケットが安くても、宿泊費を考えると高くなる場合があるから気をつけて



那覇着22時33分とかもあるね



レンタカーが借りられなかったり、ホテルがチェックインできない場合もあるから深夜着は慎重にね
最も利便性が高くて、飛行機で出発する旅行者が集中する出発時間は、午前10時前後です。
前泊をつけなくても出発することができますし、現地に到着してからも観光をすることができるので、休みを最も有意義に使うことができます。
ただし、利用者が集中する時間帯は割高になります。
例えば、先ほどの表で、羽田-札幌間を見ると、同じAIRDOでも、利用者が多い時間帯は、少ない時間帯に比べて、2,000円から5,000円ほど価格が上がっている事がわかります。
この時間帯の違いによる価格差は、利用者が集中するゴールデンウイークなどでは更に大きくなります。
航空券検索サイトでは、複数の航空会社の時間帯別のチケット価格を一覧で比較できるので便利です。
希望のチケットが見つからなかったら、検索サイトを変えて探そう!
今回、「さくらトラベル」と「skyticket」でチケット価格を比較しましたが、価格はまちまちで、どちらが安いとは限定できませんでした。
先ほどの表で予約可能な便数を見てもらうと、注文サイトごとに確保している便数がマチマチなのがわかります。
旅行会社のサイトで格安航空券が確保できなかった場合でも、発着数が多い JALやANAなどの大手航空会社の公式サイトでは、チケットが取れる場合もありますので、諦めずに当たってみることをオススメします。
また、格安航空券検索サイトでは、株主優待チケットも手数料を支払えば購入することができるので、優待シートが残っている場合は公式サイトで予約が取れなかったような場合でも、予約が取れる場合もあります。
格安航空券を購入するときに気をつけてほしいこと
格安航空券(LCC航空券)を購入する場合は、キャンセル規定には気をつけてください。
LCC航空券の場合、キャンセルができないか、キャンセル料が高額になっている場合がほとんどです。
LCC航空券は、確実に利用するユーザーを確保してキャンセルによる損失を防いでいるので、キャンセル不可が多いわけです。
また、手荷物の預かりが有料だったり、重量制限がきびしい場合が多いので、大きな荷物を預ける必要が有る方は注意が必要です。
LCC航空券は、機内食、毛布など機内サービスが有料になることが有るので、いたれりつくせりのフルサポートを望む方は、無難にJALかANAで購入した方が無難です。
旅慣れていない人の場合は、フライトが欠航になった場合、あたふたしてしまうことがありますが、大手航空会社であれば、他社便への振替や、当日のホテル等の手配をしてくれます。
LCCの場合は、台風等の災害でのフライト禁止の場合でも、自己解決が必要となります。
手荷物をなくして簡単チェックイン



手荷物カウンターがすごい混んでる



荷物預けて、受け取るだけで1時間以上無駄になるね



ホテルに送ればよかったよ
大きな荷物は一人旅では邪魔にしかなりません。
特に、手荷物預かりのサイズになると、空港が混んでいる時期は受付まで30分以上かかってしまうことも珍しくありません。
羽田空港では、JAL、ANA便の場合、自動手荷物預け機があるので簡単に預けられる様になりましたが、その他の空港ではかなりの行列を覚悟しなければなりません。
夏の那覇空港等は人気コンサートの入場待ちかと思うぐらいの行列ができますので、なるべく機内持ち込みができるサイズに荷物を押さえる工夫をしましょう。


事前に準備ができる場合は、スーツケースごと現地のホテルに送ってしまうのが一番ラクです。
ほとんどの宿泊施設は事前連絡をしておけばチェックイン前日の荷物を預かってくれますので、事前に荷造りをして日付指定で送ってしまいましょう。
JAL便に登場する場合は、「手ぶらお出かけサービス」を利用することができます。
これは、手荷物を、宅配便で配送することで、手ぶらで旅行できるサービスで、自宅に集荷に来てもらい目的地でうけとることができます。
宅急便を利用するよりも、安く(沖縄以外の場合、荷物一個あたり1,600円)送ることができるので便利です。




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