旅の目的は人それぞれ、目的がビールでもいいんです!
日本では、1994年に酒税法が改正されから全国各地で様々な地ビールが作られるようになりました。
どの地ビールも、大手メーカーのビールと差別化を図るために様々な創意工夫を凝らして製造されています。
ここでは、全国各地をビールを目的に巡りたいとお考えのあなたのために、地ビールの歴史から、最新の地ビール情報までお知らせします。

この記事は以下の方を対象にしています。
・旅行が好きでビールが好きな方
・自宅にいながら様々なクラフトビールを楽しみたい方
クラフトビールってどんなビール?
クラフトビールとは、小規模な醸造所で職人たちが作ったビールを手工芸品にたとえたものです。
クラフトビールの定義は一般的に一定していませんが、多くの場合、小規模で独立した醸造所が製造するビールを指します。
クラフトビールは、多様な味わいや香りを持つことが特徴です。
また、ビール好きの間では、クラフトビールは大手メーカーのビールよりも味わい深く、個性的だとされています。

クラフトビールにはこんな歴史が!
クラフトビールは、アメリカで生まれたビールの一種です。
1970年代に、大手ビール会社がつくる画一化された味のライトラガーとは異なる、昔のレシピを使ったビールを復活させる動きが始まりました。

その後、西海岸から東海岸にかけて、伝統的な醸造方法と、新しく育種されたフルーティな香りのホップやその香りを活かすドライ・ホッピングなどのホップ使用法を特徴とするビール造りが広まりました。
ライトラガーは、大手ビール会社がつくる画一化された味のラガービールの一種です。
副原料にモルトより安い米やコーンが含まれているのが特徴で、コクを生むモルトの量を減らしているため、水っぽい味わいがあります。
日本では、1994年に酒税法が改正され、ビール製造免許に必要な最低製造量が従来の年間2,000キロリッターから60キロリッターに引き下げられたことから、地ビールが誕生しました。
クラフトビールと地ビールには、明確な違いはありません。
どちらも、各地方の小規模な醸造所で造られる独自ビールのことを意味します。
ただし、日本では、1994年に酒税法が改正され、ビール製造免許に必要な最低製造量が従来の年間2,000キロリッターから60キロリッターに引き下げられたことから、小規模な醸造場でも作ることができる地ビールが誕生しました。

一方、クラフトビールは、アメリカで生まれたビールの一種で、1970年代に、大手ビール会社がつくる画一化された味のライトラガーとは異なる、昔のレシピを使ったビールを復活させる動きが始まりました。
1998年にはブームのピークを迎え、その後衰退しました。しかし、2010年前後に「クラフトビール」という名前が広まり再ブームへと向かいました。
2011年にはクラフトビールが世間に広く認知され始め、2014年にはクラフトビール界のリーダーであるヤッホーブルーイングがキリンビールと資本提携しました。
ヤッホーブルーイング とは?
ヤッホーブルーイングは、日本の長野県に本社を置くクラフトビールメーカーです。同社は、1997年に設立され、クラフトビール製造および販売を行っています。同社は、多様なビールを提供し、新たなビール文化を創出することをミッションにしています。
以下は、同社の代表的なビールの一部です。
① よなよなエール:
琥珀色のエールビールで、カスケードホップによる柑橘類を思わせる華やかな香りと柔らかな苦みが特徴です。
② インドの青鬼
ビターでフルーティーな味わいが特徴のIPAです。
③ 水曜日のネコ:
ミルクセーキ風味のスタウトビールで、甘くてクリーミーな味わいが特徴です。
出典:よなよなエール公式ウェブサイト「よなよなの里」 (yonasato.com)
今では、新興ブルワリーが急増しており、多様なクラフトビールが楽しめるようになりました。
いろいろ選べるクラフトビール
クラフトビールには、多種多様な種類がありますが、大きく「ラガー」と「エール」の2つに分かれます。
ラガーには、下面発酵で、のどごしの良さと爽快な飲み口が特徴です。代表的な種類には、「ピルスナー」、「シュヴァルツ」、「ラオホ」などがあります。

ラガービールは、10℃以下の低温で、時間をかけて発酵させる「下面発酵製法」で造られます。
ホップの苦みが効いた爽快な「のどごし」や、マイルドで飲みやすい味わいが特徴的なビールです。
下面発酵とは、酵母が発酵する際に底に沈む方法です。 ラガービールは、低温で長期間熟成させることで、クリアな味わいを実現しています。
ラガービールは、更にピルスナー、シュヴァルツ、ラオホなどの種類に分類されます。
エールは、上面発酵で、豊かな味わいと香りが特徴です。
代表的な種類には、「ペールエール」、「IPA」、「ヴァイツェン」、「スタウト」、「ポーター」、「バーレイワイン」、「フルーツビール」などがあります。
エールは、上面発酵で醸造されます。 大麦麦芽を使用し、酵母を常温で短期間で発酵させ、複雑な香りと深いコク、フルーティーな味を生み出したスタイルのビールです。
エールのほとんどは、ホップを使用します。 ホップはビールの保存を助け、苦味と香りを与えて麦芽の甘味とバランスを取ります。
エールには、ペールエール、IPA、ヴァイツェン、スタウト、ポーター、バーレイワイン、フルーツビールなど多種多様な種類があります。
迷ったらコレ!おすすめのクラフトビールは?
クラフトビールは、小規模な醸造所で造られたビールのことですが、日本においてクラフトビールに明確な定義はありません。
アメリカでは「小規模かつ独立事業者であり、伝統的な製法を用いて造られたもの」と定義されています。
クラフトビールは種類が豊富で、選び方が難しいと思う人もいるでしょう。
そこで、おすすめのクラフトビールをご紹介します。
①キリンビール「スプリングバレー 豊潤<496>」
スプリングバレー 豊潤<496>は、キリンビールが提供する「まさにクラフトビール」という味わいのビール銘柄で、口に広がる麦のうまみとホップの上品な香りが特徴的です。
豊潤なのに、すっきりとした綺麗な後味が特徴です
②ヤッホーブルーイング「よなよなエール」
よなよなエールは、アメリカンペールエールというスタイルのビールです。
アロマホップ「カスケード」を使用しており、フローラルかつスパイシー、そして柑橘系とシトラスがミックスされたような、爽やかな香りが特徴的です。
また、グレープフルーツやレモンなどの柑橘類を思わせるホップの香りが、モルトの甘味やボディ感と絶妙なバランスで調和し、豊かな味わいを生み出しています。
③シエラネバダ ブリューイング「シエラネバダ ペールエール」
シエラネバダ ペールエールは、アメリカのクラフトビールブランドであるシエラネバダブルーイングカンパニーが製造しているペールエールです。
このビールの特徴は、深いゴールドの色合い、フルーティーでホッピーな香り、そして、モルトの甘味とバランスのとれた苦味が挙げられます。
④ブルックリンブルワリー「ブルックリンラガー」
ブルックリンラガーは、アメリカのクラフトビールブランドであるシエラネバダブルーイングカンパニーが製造しているペールエールです。
このビールの特徴は、深いゴールドの色合い、フルーティーでホッピーな香り、そして、モルトの甘味とバランスのとれた苦味が挙げられます。
⑤ヒューガルデン「ヒューガルデン ホワイト」
ヒューガルデン・ホワイトは、ベルギーのブリュッセルの東にあるヒューガルデン村を発祥とする白ビールです。
大麦、小麦、ホップを使った上面発酵で醸造されるエールビールで、苦味は少なく、コリアンダーやオレンジピールによるほんのりスパイシーでさわやかな飲み口が特徴。
ヒューガルデン・ホワイトは、小麦のほんのりとした甘みや華やかな香り、オレンジピールのほろ苦さとコリアンダーのスパイシーさが絶妙にマッチした、ベルジャンホワイトという種類のビールです。
また、香辛料が使用されることが多く、爽やかかつ華やかな香りで苦味が少なく飲みやすいのが特徴⁴.
⑥ギネス「ドラフトギネス」
ドラフトギネスは、アイルランドの首都ダブリンで創業されたギネスの一種類で、黒ビールです。
きめ細かい泡が特徴的で、クリーミーな口当たりと、すっきりとした後味があります。
また、缶の中には白い球状の玉が入っており、これによって超クリーミーな泡を作ることができます。
⑦カンティヨン「カンティヨン グーズ」
カンティヨン・グーズは、年代の異なるランビックをブレンドして瓶詰めし、数ヶ月もかけて二次発酵させたビールです。
レモン、オレンジのようなフルーティーな香りとシャープな強い酸味に特徴があり、有機原料を使用し伝統製法を最もかたくなに守るランビック・グースの真髄とされています。
以上が代表的なクラフトビールになります。
旅行が好きなら知っておきたい。地ビールとは?
地ビールという言葉は、日本酒における「地酒」と同様に、“地域を象徴するビール”という意味合いで使われ始めました。
そこには、単に当時の地酒ブームにあやかったというだけでなく、ビール造りを通じて地元の経済や文化を活性化させたいという情熱が込められています。
地ビールとクラフトビールは、呼び方が異なるだけで、ほとんど同じものです。
クラフトビールは小さな醸造所がつくる多様で個性的なビールで、中でも地ビールはある地域に根ざした地域色の強いビールです。
地ビールとクラフトビールの違いは、地域性と販売方法です。地ビールは地域に根付いた作り方をベースに作られており、その土地の名産やお土産の要素が強いビールです。
地ビールは地域限定の販売が多いですが、クラフトビールはインターネットやスーパーマーケットでも手軽に入手できます。
クラフトビールで始める全国旅!こんなにある日本の地ビール
地ビールとは、小規模な醸造所で作られた地域に根ざしたビールのことです。地元の特産品を使用したり、パッケージに地域ならではのデザインをしたりといった特徴があります。
日本全国には多くの醸造所があり、それぞれの地域で特色あるビールが造られています。
以下は、おすすめの地ビールです。
カネクポーター :青森県八戸市
18 世紀、ヨーロッパで荷物運び労働者( ポーター) に好まれた事が名前の由来になったといわれてる「Porter」。
濃い色合いと飲みごたえのしっかりとした黒ビールです。濃色の麦芽を使用することで色と程良い酸味つき、スタウト程は重くなく、香ばしい香りになりました。
株式会社カネク醸造は、青森県八戸市に本社を置く酒造メーカーです。
オンラインストアで、クラフトビールの購入も可能です。
カネク醸造では、酒蔵見学を随時開催しており、八戸市内の観光スポットとしても人気があります。
沼津ラガー:静岡県伊豆市
静岡県沼津市にあるベアードブルーイング社が製造しているビールです。
このビールは、天城山の麓にある「ベアード・ブルワリーガーデン修善寺」で製造されています。
修善寺の地下水を使用して作られ、その味わいは、爽やかでフルーティーな香りと、ほんのりとした苦味が特徴的です。
こしひかり越後ビール:新潟県新潟市
全国で一歩先んじてブルーパブを開き、日本で初めてクラフトビールの国内製造を始めたエチゴビールが製造。
新潟産コシヒカリを使用、スッキリとした喉越しで、キレのある辛口ビールです。
お寿司などの和食にぴったり合います。
ヒメホワイト:三重県伊勢市
三重県伊勢市にある伊勢角屋酒造が製造している白ビール
伊勢角屋酒造が経営する伊勢角屋麦酒は、三重県伊勢市にあるブルワリーで、地元の食材を使用したビールを提供しています。

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