旅行先としてはメジャーではない秋田県ですが、美しい自然と豊富な温泉など恵まれた観光資源で、多くのリピーターがいる観光県でもあります。
今回は、その秋田県を代表する田沢湖と乳頭温泉郷をともに回る贅沢プランをご紹介します。
この記事は下記の方を対象としています。
・大自然の中でゆったりした時間を過ごしたい方
・日頃行く機会がない場所に旅行したい方
ステップ1 準備
旅のルールとは
ただ行って帰ってくるのは旅じゃない!
旅の掟1
遊ぶ時間は必ず確保!現地の到着時間は、10時前。
旅の掟2
食をおろそかにするものは食に泣く!ランチは、地のものを食べる。
旅の掟3
仕事に遊びを持ち込まない!東京帰着は9時まで。
移動手段の確保
東海道新幹線
往路 JR新幹線こまち1号・秋田行
東京駅 発6:32 → 田沢湖駅 9:21着(2時間50分) 16,470円 (指定席)
復路 JR新幹線こまち42号・東京行
田沢湖駅 発18:10 → 東京 21:04着(2時間54分) 16,470円(指定席)
※東京駅-田沢湖駅間は、601km未満のため往復割引の対象外です。
「えきねっと」で早期にチケットを購入すると最大50%(お先にとく値スペシャルの場合)までの割引を受けることができます。
路線により条件が異なるので、公式WEBを参照ください。
レンタカー
オリックスレンタカー 10:00~17:00 ムーヴ同クラス♪狭い路地も楽々な軽自動車クラス! 4,180円

ステップ2 当日の行程
旅行行程の確認

田沢湖と乳頭温泉郷日帰り旅の日程は
- 始発こまち1号で、「田沢湖駅」へ
- レンタカーを借りて、「田沢湖レストハウス」で遊覧船に乗る
- 「田沢湖レストハウス」でランチ
- 「田沢湖クニマス未来館」で田沢湖の生物について勉強
- 「思い出の潟分校」で古き良き子供時代に思いを馳せる
- (野性味あふれる野湯を体験)「乳頭温泉郷・先達川の湯」
(歴史ある温泉旅館でほっこり)「乳頭温泉郷 妙乃湯」 - 田沢湖駅に戻ってレンタカー返却、お土産購入
- こまち42号に乗って東京駅に帰着

反省した、旅はゆっくり楽しもう。



巡る場所は少ないけど・・川で温泉に入ることになってない?



普通の温泉だけだとつまらないし



ゆっくり旅だったんじゃないの?
1 田沢湖レストハウスで田沢湖遊覧船に乗る
9:22着 新青森駅 10:00発 → (レンタカー移動) → 10:20 田沢湖レストハウス


田沢湖は、大きさでは日本19位ですが、深さは423.4mと日本一の湖です。
自然に完全に囲まれた神秘的な瑠璃色の湖水が特徴の湖で、透明度も高く日本100景にも選ばれています。
湖には湖水浴場が整備されているので、夏には湖水浴も楽しみたいところです。
湖には、永遠の若さと美貌を願い竜神となった「たつこ姫」伝説があり、有名な「たつこ像」があります。
田沢湖レストハウスからは、田沢湖を40分かけて遊覧する田沢湖遊覧船※が運行しており、湖に立つ「たつこ像」を観覧することができます。
※冬季に運休期間がありますのでWEBページを参照ください。


レストハウス内のレストランでは、きりたんぽ鍋、比内地鶏の親子丼などの地元料理を食べることができるので、遊覧船で田尻湖を満喫したあとはランチを楽しむことをオススメします。


2 田沢湖クニマス未来館で田沢湖の生物について勉強
田沢湖レストハウス 12:30発 → (レンタカー移動) → 13:00 田沢湖クニマス未来館
かつて田沢湖だけに生息していた「クニマス」、残念ながら昭和15年には田沢湖では絶滅してしまいました。
「田沢湖クニマス未来館」では、その後山梨県西湖で発見されたクニマスを飼育・展示しています。
未来館では、クニマスの展示だけではなく、湖畔の人々の生活や環境の変化などについて多数のパネルや映像で解説をしています。
なお、絶滅したと思われていたクニマスが発見された山梨県西湖にも「クニマス展示館」がオープンしています。
3 「思い出の潟分校」で古き良き子供時代に思いを馳せる
田沢湖クニマス未来館 13:40発 → (レンタカー移動) → 13:50 思い出の潟分校
田沢湖町立生保内小学校潟分校(たざわこちょうりつ おぼないしょうがっこう かたぶんこう)は、秋田県仙北市田沢湖にあった生保内小学校の分校です。
昭和49年に廃校となった潟分校を、2004年に修復され公開されています。
旧校舎を利用した公共施設は他県にもたくさんありますが、潟分校は大正12年に建設された歴史的木造建築物で、ご年配の方にはノスタルジーを感じるスポット、若い方にはインスタ映えスポットと幅広い人気があります。


4-1 (温泉宿ルート) 歴史ある温泉旅館でほっこり「乳頭温泉郷 妙乃湯」
思い出の潟分校 14:30発 → (レンタカー移動) → 15:15 乳頭温泉郷 妙乃湯
十和田・八幡平国立公園乳頭山麓にある7つの湯が「乳頭温泉郷」と呼ばれています。
乳頭温泉郷は、標高600から700メートルに位置していて、冬季は雪に閉ざされるため休業する温泉旅館もあります。
泉質の違う2つの自家源泉を持つのが「妙乃湯」です。
単純泉の特徴:無色透明、とろんとした中性の柔らかく優しい温泉の「銀の湯」、マグネシウム・カルシウム硫酸塩泉の「金の湯」をどちらも楽しむことができます。




※日帰り入浴:営業時間 10:30〜14:50 (14:00受付終了) (火曜日定休日)
区分 | 料金 |
---|---|
大人 | 800円 |
小学生以下 | 400円 |
所在地:秋田県仙北市田沢湖生保内駒ヶ岳2−1
アクセス:秋田新幹線田沢湖駅下車 バス「乳頭温泉」行き「妙乃湯」前下車
4-2 (野湯ルート)野湯「 乳頭温泉郷・先達川の湯 」で 大自然を感じながら入湯
思い出の潟分校 14:30発 → (レンタカー移動) → 15:15 先達川の湯



温泉?川でしょ・・



秋田県には良い野湯がたくさんあるよね



冬は寒くて入れないよ



雪が無い時期にいこう
乳頭温泉郷から、田沢湖に流れる先達川、その上流に比較的アクセスが容易(無積雪期の場合)な野湯「先達川の湯」があります。
乳頭温泉郷黒湯温泉から徒歩で行くことが可能ですが、黒湯温泉は11月~4月頃まで冬季閉鎖されています。
(東北の冬山は、雪深くたいへん危険なので、必ず無積雪期に行くようにしてください。)
※先達川の湯については、youtubeチャンネル「しののめ日記」様が、とてもわかりやすい案内動画を公開されているので引用させていただきました。
5 田沢湖駅までドライブ
温泉16:30 → (レンタカー移動) → (レンタカー返却) → 17:15田沢湖駅





乳頭温泉郷には良い温泉がたくさんあったね



宿泊者なら「湯めぐり帖」を買って7つの温泉を楽しむことができるよ



滅多に行けない温泉だから泊まりでゆっくりしたいね
旅の精算
田沢湖と乳頭温泉郷巡りの旅はどれぐらい費用がかかるの?
項目 | 費用 | 備考 |
---|---|---|
新幹線 | 32,940円 | 割引サービス未利用 |
レンタカー | 4,180円 | 軽自動車 |
ガソリン代 | 750円 | 50kmの場合 |
入館料 | 500円 | 2館共通券(未来館、潟分校) |
入浴料 | 800円 | 妙乃湯 日帰り入浴 |
合計 | 39,170円 |


番外編 乳頭温泉郷の温泉宿に泊まろう
1 休暇村 乳頭温泉郷

乳頭温泉郷で最も近代的な宿泊施設
2種類の泉質が異なる源泉があり、ナトリウム炭酸水素塩泉の「乳頭の湯」と単純硫黄泉の「田沢湖高原の湯」の二種類のお風呂を楽しめます。
食事は、秋田の郷土料理を中心としたビュッフェスタイルなので、好きなものを好きなだけ食べることができます。
所在地:秋田県仙北市田沢湖生保内駒ヶ岳2-1
アクセス:JR田沢湖駅より羽後交通乳頭温泉行「休暇村」下車
2 孫六温泉

昔懐かしい湯治場の風情を残した歴史ある旅館
温泉にじっくり浸かって、ストレスから開放されましょう。
所在地:秋田県仙北市田沢湖田沢先達沢国有林3051
アクセス:JR田沢湖駅から路線バス(乳頭温泉行)乳頭温泉下車、徒歩約10分
3 鶴の湯別館 山の宿

先達川沿いのブナ林に囲まれた一軒宿
乳白色の温泉と秋田の郷土料理が特徴の宿です。
先達川の上流には、鶴の湯本館がありますが、宿泊者はそちらの温泉も無料で利用することができます。
イワナの塩焼きや芋鍋などの囲炉裏を囲んだ料理は、宿泊者からとても高い評価を受けています。
所在地:秋田県仙北市田沢湖田沢先達沢湯の岱1-1
アクセス:田沢湖駅より路線バス乳頭線で約40分「アルパこまくさ」下車後、送迎車で約10分(要予約)。
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