【歴史好き必見】映画「関ヶ原」を見て、令和の関ケ原に史跡をめぐる旅に出よう!

歴史好きだけではなく、映画ファンにも必見の映画「関ヶ原」
映画を深く理解するためには、戦いの舞台になった関ヶ原に実際に行くのがイチバン。
映画を観て、その舞台を巡る旅に出ましょう。

この記事は下記の方を対象としています。
・歴史、史跡巡りが好きな方
・邦画の舞台となった場所を観てみたい方

目次

司馬遼太郎原作の大ベストセラーを映画化!映画「関ヶ原」

「関ヶ原」はどんな作品?

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関ヶ原(2017年制作)
上映日:2017年8月26日 製作国:日本 上映時間149分 ジャンル:時代劇、歴史
監督・脚本:原田眞人 原作:司馬遼太郎
出演者:岡田准一、有村架純、役所広司他

映画「関ヶ原」あらすじ
 幼くして豊臣秀吉に才能を認められ、取りたてられた石田三成は、秀吉に忠誠を誓いながらも、正義ではなく利害で天下を治める秀吉の姿勢に疑問も抱いていた。
 そんな三成の下には、猛将として名高い島左近や伊賀の忍びの初芽らが仕えるようになるが、秀吉の体調が思わしくないなか、天下取りの野望を抱く徳川家康は、言葉巧みに武将たちを自陣に引き込んでいった。
 そして1598年8月、秀吉が逝去。1600年9月15日、毛利輝元を総大将に立てた三成の西軍と、家康率いる東軍が関ヶ原で天下分け目の決戦に挑むこととなる。

映画「関ヶ原」は、天下分け目の大合戦「関ヶ原の戦い」を、敗軍の将「石田三成」の視点から書き出した司馬遼太郎の名著「関ヶ原」を壮大なスケールで映画化した作品です

司馬遼太郎の「関ヶ原」が映画化されるのは史上初で、岡田准一、役所広司、有森架純など豪華キャストで、2017年に映画化されました。

「日本のいちばん長い日」、「わが母の記」の原田眞人監督がメガホンを取った作品です。

原田眞人(はらだまさと)
生年月日:1949年7月3日 職業:映画監督、脚本家
主な作品:日本のいちばん長い日(2015年)、燃えよ剣(2021年)

「関ヶ原」は義を貫いた石田三成の一生を軸に天下分け目の大合戦「関ヶ原の戦い」を描き出した作品です。

「関ヶ原」は、数多い登場人物の、複雑な人間関係を描いた壮大なストーリーのため、司馬遼太郎がかきあげた原作は、500ページの文庫本三巻からなる大作となっています。

映画ではそれをたった149分に凝縮しているため、なんの前知識無しで鑑賞しても意味が分からないがたくさんあるのではないかと思います。

映画鑑賞の前に、歴史的な背景と人間関係の大まかな説明に少しお付き合いください。

政治や経済で優れた能力を発揮した知将、石田三成とは、

安土桃山時代の武将・大名で、豊臣家の家臣です。

佐和山城主で、豊臣政権の奉行として活躍し、五奉行の一人となりました。

豊臣秀吉の死後、徳川家康打倒のために決起して、毛利輝元ら諸大名とともに西軍を組織したが、関ヶ原の戦いに破れ、京都六条河原で処刑されました。

五奉行とは
安土桃山時代の豊臣政権末期に秀吉遺言覚書体制に基づき、主に政権の実務を担った浅野長政、石田三成ら5人の政治家(奉行職にあたる)的人物たちを指して呼ばれる言葉。ただし当時は「五奉行」などの特定の呼称は存在せず、「奉行」「年寄」などと呼ばれており、秀吉は三成らの側近を政権運営の要とするため、奉行を「年寄」として名目的に重みを加えておく必要性を感じ、反対に家康以下の宿老を「御奉行」と呼ばせることで勢威の減殺を図ったのではないかと指摘されている。
浅野長政(甲斐)、 前田玄以(丹波) 、 石田三成(近江 )、 増田長盛(大和 )、 長束正家(近江 )

石田三成の宿敵、徳川家康とは

戦国時代から江戸時代初期にかけて、活躍した武将です。

安祥松平家9代当主で徳川家や徳川将軍家、御三家の始祖となります。

旧称は松平 元康(まつだいら もとやす)、豊臣秀吉の死後に引き起こした関ヶ原の戦いに勝利し、豊臣勢力を圧迫しつつ1615年には大坂夏の陣により豊臣氏を滅し、265年間続く江戸幕府を開きました。

264年続いた江戸幕府の祖として「神祖」、「烈祖」とも呼ばれました。

日本史上の三英傑のひとりです。

三英傑とは、
現在の愛知県(当時は尾張国と三河国)出身で名古屋にゆかりがあり、戦国時代において天下を統一へ導いた下記3人の戦国大名について、主に後世(#成立を参照)において中部地方や愛知県で顕彰する呼称。口語では戦国の三傑が用いられる。名古屋まつりでは毎年、この3人にちなんで郷土英傑行列が行われている。
織田信長(1534-1582年)、豊臣秀吉(1537-1598年)、徳川家康(1542-1616年)

映画「関ヶ原の戦い」で描かれる石田三成と徳川家康の確執とは

石田三成を主演の岡田准一、三成を守りながら彼に密かに恋心を抱く伊賀の忍び「初芽」を有森架純が演じました。

幼少期に豊臣秀吉にお茶を振る舞い、その賢さを買われて取り立てられた石田三成(幼少期:佐吉)は、作中では、正義を重んじる男として描かれています。

秀吉が崩御した後も、秀吉に忠義を尽くそうとした三成は、秀吉亡き後に天下を取ろうと目論む徳川家康と真っ向から対立します。

謀略に長ける家康は、三成に対抗するために策を練り、各武将と水面下で交渉を続けました。

三成率いる西軍と、家康率いる東軍の衝突となった天下分け目の関ケ原の戦いでは、数で勝る三成の西軍は、小早川秀秋の裏切りにより敗北します。

「関ケ原」では、歴史的な関ヶ原の戦いを骨子に、架空の伊賀の忍び「初芽」と三成とのラブストーリーも織り交ぜて、ストーリーは展開します。

映画「関ヶ原」をみる!

「関ヶ原」は、動画配信サービスU-NEXTで視聴することができます。

新規申込みから31日間は、月額プラン利用料が無料で試せるキャンペーン期間ですので、ぜひご視聴ください。

天下分け目の合戦「関ヶ原の戦い」を巡る旅に出よう!

「関ヶ原の戦い」は、美濃国不破郡関ケ原(今の岐阜県不破郡関ケ原町)を舞台とした合戦で、主戦場となった関ヶ原古戦場跡は、現在、国指定の史跡となっています。

東京からのアクセスは、新幹線利用で約2時間半なので、日帰りで簡単に往復することができます。

今回ご紹介する行程は、関ヶ原駅から徒歩で北上し、石田三成陣跡で折り返し、西廻りで戻ってくる古戦場一周コースです。

距離にすると約5km程度ですが、途中の笹尾山などは勾配がかなりあるので、日頃運動をしない方にはかなりきつい行程になるかもしれません。

楽に回りたい場合は、関ヶ原駅前にある、「関ヶ原駅前観光交流館」でレンタルサイクルを借りることをオススメします。

電動アシスト付自転車も借りることができるので、楽に行程を回ることができます。

関ヶ原の古戦場跡は、さほど広い範囲ではないので、レンタカーでは逆にスポット間の移動効率が悪くなりますのでご注意ください。

今回の行程に入っていない陣跡は、まだたくさんありますので、余裕がある方は行程の途中で立ち寄っても良いかもしれません。

また、すべて回る時間がない場合は、徳川最後陣跡→決戦地→石田三成陣跡の三箇所を巡ることで、映画「関ヶ原」での、合戦のスケール感がつかめるのではないかと思います。

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